横浜国立大学教育人間科学部附属鎌倉中学校

3つの学習スタイルに対応し、切り替えが素早いパソコン教室。


機器、デザイン、すべてを見直すことで個人からグループ学習まで対応する場に。

以前はデスクトップ型のパソコンが使用されていた、横浜国立大学教育人間科学部附属鎌倉中学校のパソコン教室。個人、協同、一斉の3つのスタイルの学習を成立させるためパソコン教室の在り方が全面的に見直されました。学習形態に応じて、生徒がパソコンを収納したり、移動したりできるよう、デスクトップ型からノート型へと変更。窓際にはMacBookを設置し、調べ学習用に生徒が常時使用できるようにしました。
また前面には電子黒板、プロジェクターを設置。先生用にパソコン2台、資料提示装置などを設置し、さまざまな学習スタイルに対応できる機器が備えられています。教育人間科学部の附属中学校であるため、同教室で研究・公開授業が行われることもしばしば。生徒の学習を妨げず、先生や見学者が自由に動けるように家具の配置や空間も工夫されています。

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卵形のテーブルはオリジナルの造作家具。先端がホワイトボードの方向を向いていて、生徒が自然と前を向くように考えられている。天板が白、木目、淡いピンクと3色になっているのは、この色を利用してペアを組ませたりするため。

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テーブルの下にはパソコンを収納するスペースを確保。場合によってはパソコンを全て収納して、テーブルを広く利用することができる。

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電源ケーブルの収納場所にも、フタをすることができる。これにより、テーブルを広く活用することができる。

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窓側のMacBookが置かれたカウンターもオリジナルの造作。OSの違いを勉強したり、自宅でMacを使っている生徒のためにも、WindowsとMacの両方が用意されている。

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先生用のテーブルに置かれているのは、内田洋行の「UbiqPANEL(ユビックパネル)」。パソコン、DVDなどの画面を、どこに出力するのか簡単に制御することができる。

実際に授業を行った上で、効果として
実感されていることはどんなことですか?

個人学習、協同学習、一斉学習の切り替えが行いやすく、生徒は聞くところは聞く、活動するところは活動する、というように授業にメリハリが出るようになりました。例えばパソコンがデスクトップ型からノート型に変わったことで、今まで見えにくかった先生や生徒同士の顔が見えるようになり、生徒同士で相談したり、お互いの画面を覗き合って参考にしたり、会話が弾んで授業が盛り上がっています。レイアウトの変更により、先生と生徒の距離も近くなり、どこかに集まっても圧迫感や狭さを感じることがなくなりました。また、先生にとっても、生徒の様子をいつも把握できるのがうれしいところです。レイアウトやデザインひとつで、いかようにも変わるのだということを実感しました。

中田 朝夫 前副校長(左)
尾崎 誠 先生(右)
横浜国立大学教育人間科学部 附属鎌倉中学校

横浜国立大学教育人間科学部
附属鎌倉中学校

一般の中学校教育を行いながら、横浜国立大学教育人間科学部と一体となり、実践研究を推進している。その研究成果は、県内外から注目されており、平成23年度の研究発表会には2800 人の参加者があった。
詳しくは: http://www.kamajhs.ynu.ac.jp/
(2011年2月取材)