神奈川映像学園 日本映画大学(神奈川県 川崎市)

廃校になった小学校を再利用。日本で唯一の映画単科大学。


映画大学ならではの授業スタイルを実現するために。

少子化などの影響により、廃校になる小学校。それらをリノベーションして、別の施設として再利用しようという動きが高まっています。日本映画大学も、元々は小学校だった校舎をリノベーションして開学された大学。内田洋行は備品の納入だけでなく、リノベーションや大学開校に関するコンサルティングも含めて、同大学の開学をワンストップでサポートしました。
撮影の実習で使用するために、一部は小学校のときの教室をそのまま保存。ほかにも撮影のときはすぐ移動できるよう可動性を重視したテーブル&チェア、授業で映像を見る頻度が高いので教室内を薄暗くできるように配慮された設計など、映画大学ならではの工夫がたくさんされています。日本で唯一の映画の単科大学として、創始者である今村昌平氏の「知は武器である」という理念に基づき、未来の映画人がここで育まれています。

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大きさ、設備ともにプロが使用できるスペックを追求した最新スタジオ。こちらは同大学開学のために新規で建設されたもの。学生の自由な発想を刺激する空間である。

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教室ドアについた丸窓にはロールスクリーンが付いている。映像を見るときに教室内を薄暗くするためのもの。

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世界各国から「映画を学びたい」と留学生がやってくる。和室は外国人ゲストのために、おもてなしとして学部長が考案し、実現した。撮影にも使用することができる。

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講義室の一部は、テーブル付きのチェアを導入することで、レイアウトの変更を容易にしている。撮影時にはチェアを全部取り払い、スタッフルームとして利用されることもある。

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コンピュータを活用する能力を習得するための情報処理室。LANなどICT 環境の整備も内田洋行が請け負っている。

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校舎内で唯一、固定のテーブル・チェアが置かれている大講義室。プロジェクターなど映像設備が整えられ、授業に活用されている。

リノベーションならではの苦労を教えてください。

最初に我々の頭にあったのは「世田谷ものづくり学校」で、“個性はあるけど統一感がある”というイメージ。
実際に工事が始まってみると、耐震補強など予測と違い解体してみて初めてわかる部分が多々あり、その度に予算の組み替えが必要になりました。内田洋行には密接にコミュニケーションをとっていただき、フォローしていただきました。私たちの大学には会社を引退した後に、映画を作りたいと入学される方もいて、幅広い世代の学生が通っています。小学校を再利用したこの校舎は、誰もが共通してもつ思い出を共有できる感じがあって、学生同士の交流もスムーズに行くような気がします。
今後は映画制作を通して、地域住民のみなさんとも交流し、社会貢献ができればと考えています。

高橋 世織 映画学部長
神奈川映像学園 日本映画大学

神奈川映像学園 日本映画大学
映画の専門学校として歴史を重ねて来た同学園が、四年制大学として2011 年開学。創設者である今村昌平監督の「知は武器である」の理念を引き継ぎ、学生を育てている。
詳しくは: http://www.eiga.ac.jp/
(2011年11月取材)